カラー···シルバー
バンド···レザーバンド
ムーブメント···手巻き式
文字盤形···ラウンド・丸形

【精度良】昭和41年製 SEIKO ロードマーベル 23石 タツノオトシゴ 5740-0010 です。

このモデルの入手を希望される方というのはビンテージウォッチに通じた方であろうと思いますので、ググれば出てくる出自については割愛します。

手にすると、
高級だな。凄まじい精度だな。という印象です。


時計自体が安価なものでは無かった時代、それらのさらに2倍の価格設定でしたが、それでも安過ぎるという感想です。


時計の道具としての最上の出来を確信して、宝飾要素を乗せたグランドセイコーを出したのだなという実感を覚えます。


内部は、
系譜の元であるcal.560クラウン、cal.341クラウンスペシャルらとほぼ同じ見た目ですが、感触はまったく別物です。


巻き心地は絹のように滑らかで、指が吸い込まれていく様です。比較してみるとキングセイコーはもうちょっとカチャカチャしていて、こちらの様なしっとり感はありません。

日差は＋4〜＋8秒程です。
このモデルはハック（秒針停止）機能があり、同じロードマーベルでもその後に生産されたものはハック機能が省略されています。


めいっぱい巻いて、連続47時間の正確な稼働を確認しました。頼もしいリザーブ能力です。

フルステンレススクリューバックケースはエッジも良く立ち 適度な重量があります。

見やすいバーインデックス、ドルフィンハンド針、SEIKOとシンプルなアプライトロゴ。
あくまで控えめの美学です。
滑らかに動く秒針が、高級機械式の持つ雰囲気を匂わせています。


わずかな期間しか製造されなかった 希少なタツノオトシゴ刻印のモデルです。
ムーブメントの固有番号まで刻印されています。


ハック機能も正常で、止まる心配なくこのまま信頼してご使用出来ます。


約60年前のビンテージという事をご了承の上、どうぞよろしくお願い致します。

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